こんばんは!
今回紹介する11冊目の本は、
一生使える段取りの教科書です!
筆者は、
「結果的に本番でなんとかなるという考え方が、私の貴重な時間と信頼をミスという形で奪っているのに気づいたのは30代のこと」
どうすれば多くの仕事を精度高く結果を残せるように処理できるのか?
この本には、限られた時間の中で結果を残せる仕事そのものへの考え方が紹介されています。
段取り思考を持つこと=仕事ができる人
段取りとは「事前の準備」です。
その場で頑張ろうという考え方は、致命的なミスを招きやすい非論理的な考え方があるため、
頑張れば大丈夫と考えるより、
起きうるリスクを考えて前もって準備しておくことの方が大切。
あなたが段取りをよくするには、まず考え方を少し変えること。
頑張ろうと考えないこと。
正しくは「頑張らないように頑張ろう」と考える。
がむしゃらに作業をこなすのではなく、全体を俯瞰的に見て、
どのように進めるべきか一度考えるのです。
まず段取り力を上げるには、
・頑張りどころを少し変えてみる。
段取りをつけるということは、どうすれば多くの仕事を時間内にできるのかという仕事のスピードアップを目指すのではなく、どうすれば無駄を省いて時間を生み出すことができるかと考える
8割の無駄を取り除き、2割の大事な部分に集中する
時間は増えることはないことは事実ですよね。笑
私たちは多くの仕事を抱えたり、時間が足りなくなったりすると、視野が狭くなる傾向があります。
だからこそ、常に全体を気にする。
・仕事を見える化する
見える化は仕事の進め方や、時間の使い方に活用するととても効果的です。
気づきの1つとして何が問題かを明確にすることができる。
他に、事前にミスを減らすこと、仕事の進捗状況、そして何よりも、
頭の整理ができるのが見える化のメリット
頭のブラックボックスの中からやるべきことを取り出し、見える化する。
バタバタ状態とはコップから水がこぼれて、こぼれて水を拭き取るのが精いっぱいで、コップの中に何が入っているのかもわからなくなってる状態を指します。
バタバタ状態を抜け出すには、蛇口をひねって、水を止める必要があるわけです。
だからこそ、入ってきたものをいかに処理するかを考えるより、蛇口をひねって、せめて水の流れを細くする。
つまり、取捨選択することが大切です。
・優先順位をつけるにはメリットが3つある
時間的余裕が生まれる。
精神的余裕が生まれる。
計画的余裕が生まれる。
これらの3つの余裕は仕事の質を高める効果をもたらします。
・パレートの法則
社会の8割の所得は、上位の2割の富裕層によって得られる。
段取りにおいてもこの法則があてはまり、
重要な2割を押さえていれば8割段取りが終わったといえる。
全てが大事ではない。大事なのは20%
・複利効果を実感する
投資をしない以上、リターンはない。
お金だけではなく、自分への投資も大事。
投資の魅力は複利効果があることです。複利とは投資のリターンをさらに投資することでリターンの加速度が増すことを意味します。
投資をしないとリターンはありません。
投資もしないのに、仕事がラクになるわけがないのです。
投資のリターンで生まれた時間や労力などは再投資していきます。
限られた時間の中で、何をして、何をしないのか、をはっきりさせること。
本質を見極め、自分に必要なのかどうか、
やる必要がなかったら、時にはすっとぼけることも大切です。
段取りが悪く、無駄な時間が生まれていては、大切なことをする時間が削られていきます。
筆者の鳥原隆志さんも仰ってますが、
物事に対して、
「もっとラクになりたい」「無駄なことはしたくない」
などの欲を出してくのも大切ではないでしょうか?
イノベーションも「サボりたい」という気持ちから、遊ぶ時間だったり、いかに効率よく、段取りよくこなしていくかを自分で考え、知的生産性を高めることに繋がると思います。
次回もお楽しみに。